健康や育毛対策をについて

体の健康知識や育毛対策を紹介

生命を食すということ

白米は、玄米から胚芽を取り除いたものです。玄米は捲け
ば芽が出ますが、白米は腐ります。つまり、玄米には生命
が宿っていて、そして最高の栄養源を含んでいます。
栄養学者は、「白米に足りない栄養素をほかの野菜や肉で
補えば良いのではないか。それなら白米でも問題ない」と
言いますが、食べ物の作用というものは、機械のパーツご
との働きとは違います。体内にビタミンB1がわずかでも不
足すると脚気になるし、ビタミンCが不足すると壊血病に
なります。
このように、わずかな栄養素の不足が重篤な病気をおこし
ます。ならば、生命のある食物と無い食物の差は、どれほ
どのものなのでしょう。分析的な栄養素の問題以上の計り
知れないものがあるのは自明です。
もぎたてのリンゴがおいしいのも、活けづくりの刺身がう
まいのも、採りたての野菜の味がよいのも、そこにはすべ
て「生命」があるからです。生命は、タンパク質、脂肪、
糖分、30種以上のビタミン、100種類以上のミネラル
等々のすべてが存在するから成り立っています。
生命こと完璧な栄養素なのです。生命が損なわれたものの
中では活性酸素が発生し、過酸化脂質をつくるから、体に
有害であるという説もあります。確かにこれには一理あり
ますが、それだけではありません。地球上のあらゆる動物
は、食べるものの生命をいただいて、自分の命の灯を燃や
しています。死肉を食べる動物はほとんどいません。
その事実に目を向ければ栄養学の述べるところの栄養素だ
けでは、判断がつかないのは明らかです。したがって精白
穀物(白米、白パン)、殺菌牛乳、無精卵、肉、化学調味料
化学薬品など、生命の無いものばかり口にしている現代人
にさまざまな病気が発生するのも、当然といえば当然とい
えるかもしれません。生命は完全であり、「すべて」です。
不健康・病気は不完全な状態なのだから、それを修復する
には「生命」をいただくことが肝要と知るべきでしょう。